こんにちは、Tacos好きボクシングトレーナー西尾です。
前回の続き、
- アメリカ、メキシコでの練習内容が知りたい
こちらについて、話して行きます。
このリクエストは、TwitterのDMで頂いり
OPBFウェルター級チャンピオンの長濱陸からも
リクエストを頂きました。

NISHIO
ありがとうございます!!
目次
アメリカ、メキシコでの練習内容が知りたい
ざっくりですが…
- スパーリングを週3日する
- サーキットメニューが多い
- ドラムミットを打ちこむ
- リングにロープを張って、シャドーをする
- シングル、ダブルボールを沢山打つ

NISHIO
印象は…
特別な事は、やっていません!!
そうやね〜!!
基本的なことが多かね〜

セルベッサさん
特別な事をやる訳でもなく
ボクシングの基本を大事にして、練習していました。
- 打ち終わりのガードの位置
- 身体が浮かない
- しっかり打ち込む(力まない)
- バランス
- 頭の位置
マニー、ルーベンゴメス、マルコアントニオバレラが
同じような事を口にしてしていました。
※マニーに関しては、こちらの記事に紹介しております!
スパーリングを週3日する
日本でも試合が近づけば、スパーリングを週に3日
予定に入れるのは大半だと思います。
ただ、アメリカやメキシコでは
週の半分、スパーリングをします。
繊大さん曰く、

田中繊大
昔、メキシコでは毎日スパーリングしてたぜ!!
やっぱり、
実戦練習が1番練習になるたいね〜

セルベッサさん

NISHIO
はやり、実戦が1番ですね!
実戦に勝るものはないですね!
メリット点で言えば
メリット
- 実戦能力がつく
- 課題を色々と試せる
- 試合にちかい練習ができる
- 体力がつく
デメリットを言えば
デメリット
- ダメージが残る
- 撃たれ弱くなる
- 壊われる
- 調子が悪いままだと、良いイメージができなくなる
デメリットでは、
あくまで、脳や身体にダメージが残る延長線の事を
ピックアップしています。
向こうでは、戦える身体を作らないと
生き残れないと感じました。
そこで、マニーに聞いてみました。
Q
毎回、スパーリングをやっても
なんで壊れないのか?
A
- ON.OFFをしっかりさせている
- スパーで撃たれ過ぎたら、ミットをやらない
- 基本を(ガード、バランスなど)しっかりさせている
- そもそも、練習に来ない者はやらせない
- タフな身体を作るため、サーキットトレーニングをする
日本人は、凄くテクニックがあり、精神力もある。
ただ、タフネス差にかけて勿体無い…
と、マニーと同様に
ボクシング関係者の方々から(トレーナー、メディア)
同じような事を言われました。
タフネスを付ける為に
どけんな練習ば、しようとかね〜?

セルベッサさん
- サーキットメニューが多い
色々なメニューを組み合わせた、
サーキットメニューを取り入れてました。
サーキットメニュー
- ダンベルを持ちシャドーボクシング(6〜8R)
- サンドバックを決め打ちする(6分×2R)
- もちろん、全て強く打ち込む
- ハンマー打ち、バービージャンプ、ダンベルシャドー、スレッド、ラダー、など…色々なパターンを組み合わせたメニュー

NISHIO
これ、かなりキツそうでした!笑
瞬発力、持久力、心肺機能、
みっちり鍛えられてたので、タフネスな身体が
出来上がるわけですね。
スパーリングやサーキットをする事で
タフな身体を作れるのは…間違いないです。
ファイタースタイル、アウトボクサースタイル、
スタイルに関係なしに、

NISHIO
まず、テクニックより
しっかりと闘える身体が
大事だと気づかされました!
もちろん、テクニックも大事ですよ!
パンチのアングルが多彩
- ドラムミットを打ち込む
アメリカやメキシコでは、練習メニューとして
ドラムミットを打ちます。
まだ、世界チャンピオンになる直前のルイスです!
マニーのとこに、単身留学した時に撮りました。
もちろん、日本でもありますが
まだまだ、需要は少ないですね。
WBAミドル級チャンピオン村田諒太(帝拳)のトレーナー
田中繊大トレーナーやカルロスリナレス
WBAL.フライ級チャンピオン京口紘人選手(ワタナベ)の
トレーナー、井上マネージャーがよく使用しています。
ドラムを打つ事により
- パワーがつき、パンチが強く打てる
- フォームを確認しながら打ち込める
- パンチのアングルが多彩になる
- パンチを一点で打ち込めれるようになる
などが、上げられます。
ミットを打つ!!と言うより

NISHIO
殴る!!
と、言う感覚を掴めると思います!!
あとは、アングルが多彩になります。
だから、アメリカ人やメキシコ人は
ナチュラルに、多彩な角度でパンチを放って来るわけですね!
もし、このブログを見てる選手が居たら
是非、ドラムミットを打って見て下さい!!
- リングにロープを張って、シャドーをする

リングに、蜘蛛の巣みたいにロープを張って
シャドーボクシングをしています。
3分間、気を抜かずに、常に状況を意識しながら
シャドーボクシングをする為…
- バランスがら良くなる
- 頭の位置、マトをズラしてパンチが放てる
- 重心移動が上手くなる
- リズムの一部になる
地味な練習ですが、
本当に、理にかなった練習だと思います。
相手は、常に動いてる…
- シングル、ダブルボールを沢山打つ
初めて、メキシコに行った時に
どうして動いてる物を打たないのか?
あて感、アングル、リズムを鍛えられないだろ?
相手は、常に動いてる…
シングルボールやダブルエンド
小さいサンドバックを打った方がよい!
と、以前のブログで、
マルコアントニオバレラから言われた事を
話したことがあります。
ロサンゼルスのキャンプでは
ジョニゴンは、
シングル、ダブルボールエンド
小さくて潜れるサンドバックを3〜4Rずつ
打っていたと思います。
ジョニゴンだけではなく、駆け出しの選手から
ベテランの選手まで、しっかり練習しています。
実は、メキシコのグアダラハラ居る
信藤さんから、ありがたく動画を送って頂きました!
撮りたて、ホヤホヤの動画です!

NISHIO
ありがとうございます!!
ボールを打ってたのは、
2階級制覇した、オスカルバルデス(メキシコ)!!
現WBO世界S.フェザー級チャンピオン。
参考にどうぞ!🔝
そんな感じで、特別な事をやる訳でもなく
当たり前なこと、当たり前のように
もくもくと、練習をしているイメージでした。
- ボクシングの基礎を大事にしている
- まずは、戦える身体を作っている
- スパーリングを重視した練習
- ミットは、毎日打たない
- ボクシング=生活がかかっている
ロサンゼルスやラスベガスでは、
ラテン系のボクサーが多いので
アメリカン系のジムに行くことで
また、多少の練習内容は変わるとは思いまよ!
ボクサーも
メキシカン系が好きな選手もいれば
アメリカ系の好きな選手もいます!
どちらも対応できるように、日々勉強ですね!
このブログを見て、
これから選手やトレーナーを目指す人に
参考にして頂けたら幸いです。
選手が、ボクシング始めるジムがあるように
これからトレーナーを目指すコミニティーも
あって良いじゃないかな?!
と、勝手に思っています!笑
国内で育成したり、海外で経験させたり
このサイトを通じて、アカデミーを開いて
やって行きたいですね!
僕は、今年で39歳になります…
以外と、おじさんになります!笑
ガンガンミット持ったり出来るのも数年…
若い世代に、もっとボクシングを盛り上げてもらい
選手と同様に、若くて良いトレーナーが
出てきたら嬉しいですね!
そんな感じです!
最後まで話を聞いて下さり
ありがとうございました!
次回のはなしは
次回のはなし
- ジョニーゴンザレスに質問してみました!
質問は、Twitterで募集した内容を聞いております。
お楽しみに!!
因みに、動画に出てくるジョニゴンとマレスも
今は、チームマニーです!
チャオ!

NISHIO
Suerte!